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2015.03.31
 

「決定版!すぐわかる、被相続人の財産(中篇)」

判子

故人の財産のうち、現金や貴重品などはどうすればわかるか。
まず、現金が故人の手元にあれば話は早いのだが、手持ちのお金をすべて身の回りにしまっておくとは考え難い。大半は金融機関に預けてあると思ってよいだろう。
そうすると、預貯金を調査する必要が出てくる。
故人が取引していた金融機関に問い合わせ、残高証明書を発行してもらおう。
死亡者の預貯金は、不正な引き出しや入金を防ぐためにロックされてしまうためそのお金をすぐに引き出して分けることはできないが※、遺産総額を掴むためにも残高は重要な情報である。残高照会には

被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
相続人全員の戸籍謄本
相続人全員の印鑑証明書
被相続人の預金通帳、キャッシュカード

などが要る。
もし故人がどの金融機関と取引があったのか分からないというときは、クレジットカードの利用明細や請求書に注意しよう。
そこに、引き落とし口座の手掛かりが記載されていることが多い。
ただ、昨今では携帯電話やパソコン上にこうした書類が送られてくることもあるため、故人のデバイスはすぐに処分せず手元に置いておきたい。
また、貴重品や高額な株などは貸金庫に預けてあるというご家庭も多いが、貸金庫もやはりロックされてしまう。
貸金庫は中だけ覗かせてもらうことはできないため凍結解除の必要が出てくるが、そのためには

貸金庫名義書き換え依頼書(銀行に備え付け)
被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
相続人全員の戸籍謄本
相続人全員の印鑑証明書
被相続人の預金通帳、キャッシュカード

といった書類は最低限必要だ(その他の書類を求めてくる金融機関もあるので、個別に確認されたい)。
なお、家族の戸籍謄本は故人の本籍地を管轄する役所で「相続手続きで使うので、被相続人についてのさかのぼった戸籍を出して下さい」と言えば、必要な戸籍をすべて取り寄せてくれる。ぜひ覚えておこう。

※預貯金のロックを解除するには、遺産の分け方を相続人全員で決め、それぞれの署名・押印を集めて金融機関に提出する必要がある。