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2016.03.20
 

「遺産分割、もめる原因と対策②」

一方、株式はどのように処分すべきか。被相続人の経営する会社の株式は、理論上は分割可能だ。しかし、株式を取得した相続人には株主権が発生し、会社の経営に関与することが可能になる。持ち株割合が過半数になると、経営の実権を握ることができ、過半数に達しない場合でも、株主代表訴訟権や帳簿閲覧権など様々な権利を行使できる。このように、株式は持ち株割合が重要であり、簡単に分割できる代物ではない。

 

最悪なのは意見が対立している相続人の持ち株割合が同一であることで、こうなると互いに主張を譲らず何も決められなくなってしまい、経営の屋台骨が揺らぐことにもなりかねない。やはり株式の分割は可能な限り避け、経営権を握るにふさわしい人物、つまり後継者になるべく多くの株式を譲渡し、代わりにその人は他の財産を放棄するなどの方策をとり、株式が分散することを避けるという対策が取られるべきだろう。